万が一に備えて起動ドライブのHDDのクローンを作成!!
今年の夏も暑い上に節電と、PCユーザーの心配の種は、
やっぱり、HDDに保存しているデータ、そして起動HDDドライブ!!
ハードディスクドライブは、品質が上がってきたとはいえ、熱に弱い!!
だからこそ、冷却が必須となっている。
それでも故障するのがハードディスクの宿命。
悲しきかな・・・。
そこで、万が一の事態に備えて、HDDのクローンを作成しておくことが良いだろう。
役に立つツールがこれ、EaseUS Disk Copy!!
フリーソフトであるにも関わらず、OSがインストールされたHDDを丸ごと、
別のHDDにクローンできるという優れもの!!
これを使用すれば、バックアップも高速に行えるってもんだ。
私の場合は、起動ドライブに使用している500GB、7200rpmのHDDのSMART値が、
危険信号を出し始めたので、起動ドライブを正常な500GBのHDDにクローンするために使用した。
その過程の中で、注意しなければならなかった点、やり直した点があったので、
メモしておくことにした。
[注意点、やり直した点]
(1)
EaseUS Disk Copyには、Diskコピーモードとパーティションコピーモードがあるが、
起動ドライブを別のハードディスクにコピーする際は、Diskコピーモードで行わなければ、
OSを正常に起動できなかった。
・私の場合
少しでも時間を短縮したかったので、まずは、パーティションコピーモードで実施してみたが、
結果は、PCの電源をONにして、起動HDDを探しに行くところで止まってしまった。
おそらく、ブートセクタが関係していると思う。
そこで、Diskコピーモードで、HDDを丸ごとバックアップさせることにした。
7200回転の500GBのSATA300 Diskがソース側、行き先のDiskも7200回転の500GBのSATA300 Disk。
メーカーは、SeagateとHITACHIで実施したところ、1時間40分ほどで全領域のコピーが完了した。
意外と速かったので、急がば回れという言葉を痛感した。
(2)
コピーが終わったら、PCを必ずシャットダウンして、クローンの行き先HDDを取り外さなければならない。
その際、EaseUS Disk Copyでシャットダウンを選択しても再起動する場合があるので、
再起動したとわかった時点で、電源ボタンを押して電源を切ること。
・私の場合
起動HDDをクローンした場合、Cドライブ等も丸ごとクローンされている為、
一度でもPCが起動して、Windowsが立ち上がってしまうと、パーティションのドライブレターが
強制的に重複しないように書き換えられてしまう。
つまり、Cドライブであって欲しい起動パーティションがDドライブになるなどのパーティションずれが
起こってしまうのだ。
私は、EaseUS Disk Copyでシャットダウンを選択したのだが、PCが再起動してしまい、
1回目のクローンは、起動するものの、Windowsのログイン画面で、ユーザー名が出てこない状態に陥って、
起動するが、ログインできないクローンドライブができてしまった。
やり直しの2回目は、PCの横にかじりついて、1時間40分待ち、1回目同様再起動してしまったので、
電源ボタンを押してWindowsが立ち上がる前にPCの強制電源OFFを実施した。
そして、ソース元となったHDDを取り外した後で、クローンした起動ドライブで起動テストを
行った結果、無事起動し、ログインも行うことができた。
次の日、朝早いにも関わらず深夜に行っていたので、成功してぐっすり眠れた。
失敗していたら、グリーフシードに変化して魔女化していたと思う(w
(3)
複数のHDDを使用していた場合は、元の通り使用するためには、ソース元のHDDが刺さっていたSATAチャネル(同じ差込位置、または、同じSATAケーブル)に
クローンHDDをさしておくことが重要。
・私の場合
クローンが成功したHDDのみで起動させた場合は、異なるSATAチャネルでも問題なく動作したが、
残りのバックアップドライブ3台を接続すると、「NTLDR is missing」エラーで起動できなくなった。
そこで、ソース元のHDDがささっていたSATAチャネルにHDDを接続して、
他の3台を接続すると、問題なく起動できた。
何とか、完全なOSの起動HDDの引越しが成功し、EaseUS Disk Copyが
使えるフリーソフトとわかったので、今後も活用していきたいと思った。
(起動ドライブ向けに)
ST3500413AS
HDS721050CLA362
(データのバックアップドライブ向けに)
ST2000DL003
WD20EARX