[自作PC]Windows8からWindows11へのライセンス移行が可能だった件について
今年、2025年10月14日(火)でWindows10のサポートが終了する。
まあ、お金を払って、Windows10のサポートを継続する方法もあるが、
一般人にとっては、実質のサービス終了と考えた方が良い。
そんなこともあって、ようやく重い腰を上げて、
3月にWindows11の自作PCを作ったわけだが、
使っていない、昔作った休眠中のWindows10(元Windows8)の自作PCから、
Windows10 Professionalのライセンスを
Windows11 Professionalのライセンスとして、移行できたので、
備忘録として残しておこうと思う。
Windows8から移行と記載した理由は、
休眠中だったWindows10 ProのPCは、
Windows8の頃、パッケージ版のWindows8が安売りされている時に作ったPCで、
CPUがCore2Duo E8400という化石PC、
Windows8→Windows8.1→Windows10と無料バージョンアップ(マイクロソフトの設定した期間内)を繰り返していただけの
今や置物PCである。
Windows8からWindows11へライセンス移行する際に重要なのが、
Windows8のライセンス(プロダクトキー)は、今では、認証が通らないので、
マイクロソフトが設定したWindows10への無料アップデート期間に
Windows10へのアップデートを行っていることである。
今回、この置物PCのライセンスがWindows11 Professionalのライセンスとして、
大活躍することになるのだから、とりあえず、バージョンアップして維持してきて良かった。
(ライセンス移行方法)
1. 旧Windows10 ProfessionalのPCで、
「設定」→「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」→「アカウントの追加」で、
マイクロソフトアカウントでログインすることで、使用しているWindows10のPCのライセンスとマイクロソフトアカウントを紐づけする。
↓
これで、
「Windowsはデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」から
「WindowsはMicrosoft アカウントにリンクされたデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」に変化する。
2. 新しく作成したPCに、事前にメディア作成ツールで作成しておいた、Windows11のインストール向けUSBを使用して、Windows11 Professionalをインストールする。
Windows11のインストールメディアでは、
インストール時にどのWindows11をインストールするかを選択することになるので、
元のライセンスがWindows10 Professionalであることから、
インストールするのは、Windows11 Professionalをインストールすることが必要になる。
これが、Windows10 Homeの場合は、Windows11 Homeを選択することになる。
Windows11のインストールは、「プロダクトキーなし」でインストールが可能であるため、
インストール中は、ライセンス認証は不要である点は、頭に入れておいた方が良い。
3. Windows11のインストールが完了したら、
「設定」→「システム」→「ライセンス認証」に移動する。
すると、ライセンス認証をしていないため、
ライセンス認証の状態が、「アクティブではありません」になっている。
↓
ここで、トラブルシューティングを選択して、
しばらく待機すると「トラブルシューティングが完了しました」の画面が表示されるので、
「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を選択する。
↓
すると、マイクロソフトアカウントでログインした際、
アカウントに紐づけておいたデバイスが表示されるので、
旧Windows10のデバイスで、「現在使用中のデバイスは、これです」を選択してアクティブ化する。
↓
結果、Windows11 Professionalのライセンス認証の状態が「アクティブ」となる。
めでたく、Windows10 Professionalのライセンスが、Windows11 Professionalのライセンスとして使用可能になったということだ。
※
この手法が使えるのは、Windowsのパッケージ版(旧バージョンを含む)のライセンス規約で、
認められたパッケージ版のライセンス移行権利によるものなので、
所有しているWindowsのライセンスが「パッケージ版」であることが重要である。
今回、私が所有していたのは、パッケージ版のWindows8 ProfessionalからアップデートしたWindows10 Professionalのライセンスであったことから、移行が可能であった。
(あとがき)
Windows10のライセンスがWindows11でも使用可能という内容は、
周知されている事実であるが、
旧PC版のライセンスがパッケージ版であれば、
新規に作成されたWindows11 PCに直接移行できるといった内容は、
ご存じない方もいらっしゃると思う。
ライセンス移行なので、旧PCはもう使わないことが前提であるが、
この手法を使用することで、正規のWindows11 Professionalのパッケージ版が
2万円を超える価格で販売されていることからも、
約2万円の自作費用を節約することが可能である。
PCを自作されている方は、ぜひ、頭に入れておいて損はないと思う。
※
あと、AmazonでWindowsのパッケージ版を購入するときは、
出荷元、販売元がともに、Amazonとなっているものを購入することを
おススメする。
万が一認証できなかった時に、販売元がAmazonの場合は、
何とかなることが多いので。
それでは、参考にどうぞ。
0 件のコメント
コメントを投稿