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何度でも観たい、そして何度でも聴きたい、空の境界Blu-ray レビュー

美しい映像、そして、映像にも負けず劣らず、むしろ、勝っているといえる素晴らしい楽曲。

全8章と長いはずなのに、流星のような速さで流れてゆく鑑賞の時。


空の境界のBlu-rayは、とにかく凄かった。

内容に関しては、もはや語るまでもないので、

今回のレビューは空の境界のBlu-ray Boxの素晴らしさを3つの重点において書いてみる。









(ポイント1)

Blu-rayの売りは、映像美、いえいえ、今回、最も注目したのは、

リニアPCM5.1chのサラウンドの出来の良さ。


[静]

静寂に響く、背筋をぞくっとさせる音の旋律。

完全なるロスレス音声は、圧縮音声にはない空気の重みがある。


その重みが48kHz、24ビットという高ビットレートもあいまって、

思わずぶるぶるっと体が震える感じだった。


戦闘シーンに入る前の、引きのシーンは、

特に「静」を判りやすく感じることができるシーンだった。


[動]

動きの激しいシーンにふさわしい、躍動感のある楽曲。

爆音の中に感じることができる心地よいキャラクターとのシンクロ感覚。

圧縮音声では、そこまで入り込むことはできなかったと思う。


空の境界の売りであるスタイリッシュな戦闘シーンは、

やはり、BGMに支えられていると言えるだろう。


梶浦サウンドをロスレス音声5.1chで楽しめる、

梶浦由記氏のファンには本当にたまらない。


3月にサウンドトラックCD(the Garden of sinners-劇場版「空の境界」音楽集- )が発売されるが、

このBlu-rayの5.1chサラウンドにどっぷりつかった方には、

2chのステレオでは、きっと物足りないのではないだろうか。



(ポイント2)

Blu-rayの高解像度の映像は、登場人物や背景の作画の細部までくっきりと見ることが出来る。

やっぱり、章を重ねる毎に制作スタッフの技術力が向上していると感じることができるのは、

Blu-rayならではだと思う。


1章からしてクオリティレベルがとても高い上に、さらに成長していく制作陣の技術力。

8章通して見たからかな~、面白いように品質が高まっているのが判る。


8章の作画が劇場版とは異なるのは、ちょっと気になったが、

描いて欲しかった「終章」の的は射ていたので、良しとした。



(ポイント3)


高価な商品だが、「買わずに後悔するくらいなら、買ってから後悔しろ」の

言葉がおそろしくはまっているスーパーBox構成。
前回のフライング到着記事に上げたが、とにかく大きな箱。


旧世代のレーザーディスク(LD)やLPレコードのサイズを彷彿させる大きさ。

私のBlu-ray棚には、かつてこのようなサイズのBlu-ray Boxが並ぶことはなかった。

並べた後も縦置きしたBoxの頭が若干飛び出してしまったよ(w



だがしかし、大枚はたいて買ったんだという満足感。

ドンと存在する巨大Boxの存在アピールの凄さ。



これは、この商品よりも高いのにパッケージがしょぼすぎる

ポニーキャニオンの製品では、ありえなかった(www



まさに、値段に見合った豪華さ、所有欲を満たす存在感。

これは、このBlu-ray Boxの一つの売りと言わざるを得ない。

もう、稀に見る「いい意味でやってくれたな~」Boxと言ってしまおうと思う。



3つのポイントに絞ってレビューしてきたが、

改めて、私は、購入して本当に良かったと思っている。



この記事を書いた時点で、アマゾンには、何とか在庫が残っていたが、

いつまで持つのかは、わからない。



なかなか許容できない金額なので、オススメとまでは言えないが、

「空の境界」が好きだという方は、買って後悔することはないと思う。



劇場版「空の境界」Blu-ray Disc BOX