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PS3による分散コンピューティング


先日、発表された"HOME"など、次々と能力を生かす場が広がっていくPS3こと、PLAYSTATION3。





次の展開では、米国スタンフォード大学の"Folding@home"を提供開始する。



"Folding@home"では、PS3の電源を入れておくだけで、医療開発にかかる膨大な演算処理の一画を担うことが可能となるのである。



つまり、PS3を起動していれば、知らない間に世界の医療へ貢献できる。

いわば、何もしなくてもできるボランティア活動といえるだろう。



ただし、現90ナノプロセスで製造されたCellプロセッサを内蔵するPS3の最大使用電力は380Wと膨大である。



今回のように、演算を主とした作業では、消費電力がBlu-ray再生やPS3ゲームを楽しむ際に比較して、

おそらく消費電力は、大きくなってしまうだろう。

(PCでも演算時の消費電力は膨大である。)



また、常時稼動することによる、平均故障率の上昇も気にかかるところである。



今後、65ナノプロセスでCellプロセッサが製造されていき、消費電力が下がったとしても、

PS3本体の故障率の上昇という懸念点が存在する以上、

いくら世界に貢献できるすばらしいプロジェクトとはいえ、参加することを拒むのではないかと思われる。



あくまでもこれは、現段階における想像でしかないが、実際にプロジェクトが進行するにつれ、PS3への影響など、詳細が判明してくるだろう。



この詳細次第で、PS3のオーナーは、動き出すのではないだろうか?



詳細記事は、ITmedia+Dの記事がわかりやすかった。


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