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心はいつも京アニとともに生きている with Kyoto Animation

2019年7月18日(木)、あの日のことは、
本当に現実でなければよかったと思う。

とても現実とは思いたくない、凄惨な事件だった。

時は流れ、夢の宝箱の跡地は、更地となり、
人々の心は、猛威を振るう未知のモノとともに、移り替わりつつある。

それでも、私たちは、忘れてはいけない。
そして、風化させてはならない。
あの日失われた才能は、今でも作品の中に息づいていることを。




私自身、京アニ作品には、たくさんの感動と活力を頂き、
それだけに、今では、京アニの名前だけでなく、
制作の各担当の方々のネームバリューで各作品を見るようになっています。

それだけに、大好きなアニメ制作会社だからこそ、
この1年、記事に扱うことができませんでした。

ユーフォの劇場版、誓いのフィナーレも素晴らしかったです。
もちろん買いました。
でも、そのキャラクターデザインはもう見ることができないという
現実も感じ、空虚感に襲われました。

楽しみにしていたメイドラゴン2期(8月追記:企画復活、柱が失われてしまいましたが頑張ってください)、ユーフォの3期もなくなってしまった。
そう思うと、やっぱりつらかったですよ。

それでも、京アニ作品をこれからも愛し、感動を伝えていくことが、
少しでも追悼の思いにつながるものと信じています。


(今後もなくしてはならない貴重な企業)

京都アニメーションがスゴイのは、作品だけではありません。

自社でのグロス受けにおいて、1~10まですべての工程を自社で賄えるように
構築された制作陣。

自社で権利を持つ作品をアニメ化することで、
様々な商品化に伴う利益を優れた社員への待遇改善に循環させる
制作会社として最高の環境を目指す方向性。

制作委員会方式は、リスクを軽減できる中、
権利を抑える企業が利益を独占しがちですので、
権利を持つ作品をアニメ化したほうが会社にとっては利益が高いのですね。

日本のアニメ制作はもう少し現場にお金が回るような構造が必要と言える中での
京都アニメーションの企業としての在り方はスゴイと感じてました。

企業、社員、消費者がWin Win Winの関係を築ける体制は理想なのです。

大怪我を負ってしまい、困難との闘いですが、
一歩一歩、歩みを進めてくれることを願っています。


(個人的な後書き)

京都アニメーションの作品で、私が一番好きな作品は、AIRですね。
権利関係から、最近の京アニ方針では、実現は不可能だったと思います。

Visual Art's Keyブランド原作のPCゲームも大好きな作品で、
その作品を忠実にそして、丁寧にアニメ化をしてくれたことの感謝は次元を超越しています。

最近の作品にフォーカスされがちで、記憶にあまりない方も多い作品でしょうが、
AIRの色使いの美しさ、心情描写のはかなさ、人の心のあたたかさ、宿命を背負った主人公の力強さは、
全世界的困難である今のグラついた心に取り戻さなければならない大切なきもちを
思い出させてくれます。

そして、スタッフロールを見てください。
失われた貴重な才能、あの人も、この人も、へぇーこの人も、関わっていたんだ。
すごい作品だったんだな~、今では、涙なくしては見れなくなりました。

私たちは、見て、感動して、時には文句を言い、おもしろかった~って、
まだ見ぬ誰かに心をつないでいく、
そんな小さなことでもいいから、
これからも京都アニメーションを応援していきたいと思います。


京アニ作品の中でも下記の3つの作品は、私の宝物です。