PNG形式とは、Portable Network Graphicsのことで、フルカラー表示に対応していながらにして、可逆性の符号化形式である。
インデックスカラー(カラーパレット)表示のサポートをし、透過表示においても8bit(256色) での表示をサポートしている。
インデックスカラーとは、使用する色数をあらかじめ選択して通し番号を付けることによって、色の管理を番号でできるようにしたものである。
画像のサイズを小さくできるので利用価値は高い。
主として、8bit(256色)のカラーパレットとして用いられることが多い。
8bitのアルファチャンネルをサポートするので、これにより透明度情報(アルファ値)を維持できる。
R(赤)、G(緑)、B(青)が色データを表すのに対して、アルファ値は、透明度を表すと考えて良い。
PNG形式は、RGBの各色において、16bit(65536色)までサポートするので、最大で48ビットカラーまで表示することができる。
ガンマ補正を画像のパラメータとして持たすことができる点でも優れているといえる。
ガンマ補正を簡単に言うと画面表示をできるだけ自然な形に持っていくように補正をかけることである。
圧縮方法として、辞書型符号化の起源となったLZ77方式で圧縮し、
さらにハフマン符号化を行い画像データサイズを小さくするという方式である。
旧macromedia社のFireWorksの基本保存形式にも採用されており、さらにW3Cにおいても推奨されているので、
GIFやJPEGに代わる画像符号化形式になりつつある。
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