Zバッファ法とは、デプスバッファ法とも呼ばれ、視点から物体までの距離
(z軸方向の距離)を表す数値(z値)を用いて隠面処理を行う方法である。
z値は、無限遠方を0として、視点に近づくにつれて大きな値をとるものである。
具体的な手順について
[1]画面を構成する画素の数だけz値を記憶しておくメモリを確保する。
[2]メモリを、無限遠方を表す0で初期化する。
[3]各画素に表される物体のz値を求め、現在のz値より大きければ書き換える。
これらの処理を行うことにより、降順ソートと同様のことが行われ、
遠くのものが近くのものに上書きされることによって、隠面処理が行われることになる。
Zバッファ法は、比較、的簡単なアルゴリズムを用いているので一般的なコンピュータでも負荷なく処理できる。 しかし、アンチエリアシングや透過物体の表現ができないという弱点もある。
0 件のコメント
コメントを投稿