オープンソースのエミュレータ
タイトルはオープンソースのエミュレータですが、まずは、エミュレータに関して御紹介しましょう。
エミュレータは、最近のゲーム機を例に挙げると、PS3やWii、XBOX360にも
搭載され、EMU(emu)、エミュレータは、身近な存在になってきました。
エミュレータとは、家庭用ゲーム機やゲーセンの業務用基盤などの
プラットフォーム(環境)をPCやより高性能な家庭用ゲーム機上で、動作させるソフトウェアです。
(今回は、エミュレータの説明がやりやすいのでゲーム機を例に挙げる。誤解のないように、エミュレータは、その他、数々の場面で使われています。)
ゲームボーイ(GB 以下GB)、GBアドバンス(GBA)やファミコン、スーパーファミコン、プレイステーション、
セガサターン、メガドライブ、ネオジオなどは、ゲーム機の歴史を作ってきましたが、
現行のPC、以下に挙げる最新のゲーム機と比較すると、とてつもなく低い性能です。
(例、プレステでも動作周波数は約34MHz、GPU処理などのエンジン部分を考えても現在の次元とは…)
だから、PC上で、リストアップしたゲーム機をエミュレーションさせると、
めちゃくちゃ快適に動作させることができるはず、
と、みんな、思うでしょう。
そ~なんです、実際にPC上でGBができたり、スーファミができたり、プレステができたりといったソフトウェアが長年に渡って、次々に製作されているんです。
オープンソースのものも多数公開されているので、腕自慢のハッカー(凄い技術力を持ったPG(プログラマ))がフリーソフトとして仕上ています。
例、スーパーファミコンのエミュレータで有名なSnes9Xもオープンソースのエミュレータです。
Snes9Xを利用すると、スーファミのゲームをPCの解像度、サラウンドで楽しめるほか、どこでも好きな時にセーブできるといった(その他、改造などの機能もあるようです。)プレイヤー(遊ぶ人)にとっては、夢のようなソフトです。
(インストールして、各機能を単語で検索したら、たくさんヒットしますよ。)
よく勘違いされやすい内容では、emu(EMU)、エミュ(エミュレータ)って違法とちゃうん?
というところですが、エミュレータを製作する、インストールして動作させることは、全く違法ではありません。単にソフトをインストールしているだけなので。
法律に触れてしまうのは、ゲームROMをコピーしたり、不特定多数の人々に公開したり、download可能にしたり、販売したり(海賊版とかとして売られていることもあるようです。)することです。
以前、Winnyでゲームのイメージ(スーパーマリオとか)を公開していて逮捕された人がおりましたが、
ゲームのイメージってなんや?と思った方も多数いると思いますが、
この人が公開し、download可能にしていたのが、エミュレータ上で動作するROM(ロム)、いわゆるゲームソフトの中身なのです。
ネットやゲームラボ(リンク先は、とりあえず最新号、あくまでも参考)とかで探すと記事が見つかりますが、ROMを取り出すには、AKIBA(秋葉)とか日本橋で売ってたり、通販で売ってたりする専用の機械を使うようです。記事を見ているとわかりますが、これは、あくまでも購入したソフト(マスター)を持っていて、それを個人的にバックアップするなどの為の機械ですね。
簡単に言うと、CDを買ってきて、それを安全のためにPCでCD-Rにバックアップしてから聴くといったことに似ています。
(つまり、個人的に楽しむ範囲であれば可という、よくあるパターン。あくまでもマスタを個人で所有していることが重要。)
というわけで、ROMを不特定多数の人に公開してダウンロード可能にすることが、違法になるということで、エミュレータは違法ではないということです。
ソフトウェアの著作権問題は、今、とても重要、かつ厳しくなっていますので、頭においておかねばなりません。
長くなったので、この記事の続きに関しては、次に回します。
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