NTSCとは、National Television Standards Committeeの略で、アナログ地上波テレビ放送の方式のことである。
(この方式を定めたアメリカの標準化委員会の名称ともなっている。)
方式の内容は、水平方向の走査線の数が525本で、30fpsで画面を書き換えるインタレース方式である。
インタレース方式とは、一般的なブラウン管のテレビで用いられ、奇数列、偶数列の2回に分けて画面を走査する方式である。
この方式が用いられる理由としては、フリッカとよばれるちらつきを抑えられるという効果があるからである。
パソコンのCRTディスプレイでは、ノンインタレース方式と呼ばれる方式が採用されている。
ノンインタレース方式は、一回で全画面を走査するので、静止画像や文書などをくっきり表示できる。
この方式は、日本、北米、中南米で用いられている。そして、水平走査周波数は15.75MHzで垂直走査周波数は60Hzとなっている。
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