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デュアルブートなどで不用になったOSを削除


WinXPとWinXPのデュアルブート環境で、

片方のWinXPを削除する方法。

(ややこしいですが、再インストール時に、追加インストールしてしまった場合や、

何らかの理由で一時的にもう1つWinXPをインストールする必要があった場合などです。

また、WindowsXP ProfessionalとHomeを共存していて、Homeが不用になった場合も適用できます。)





① 残すほうのWinXPを起動する。



②スタートメニュー → ファイル名を指定して実行

1:コマンド:attrib -s -h -r C:\boot.iniを実行する。

2:コマンド:C:\boot.iniを実行する。



③メモ帳などが起動し、boot.iniが開かれる。
WindowsXP Professionalの場合。

(デュアルブート環境のboot.iniの中身)

[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" /fastdetect
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" /noexecute=optin /fastdetect

(パーティション(partition)のカッコ内の数値について)

例えば、一台のHDDをC、D、Eとパーティション分割していた場合、
Cが1、Dが2、Eが3となっている。
上記の場合は、1つ目のWinXPをCドライブ(1)、2つ目のWinXPをDドライブ(2)にインストールした場合。

(boot.ini解説)
[boot loader]
timeout:OS選択時に待機する時間
default:timeout時間が経過した後、自動起動するOS
[operating systems]
1つ目のWinXP、こちらがデフォルトで起動する。
2つ目のWinXP、こちらは、選択した時に起動できる。

OSの選択画面の、OSの並び順はoperating systemsの並びになっている。



④Cドライブ(パーティション1)を残す場合、boot.iniを以下のように編集する。

[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" /fastdetect


⑤不用なファイルを削除する。
削除する予定のWinXP内のWindowsフォルダを削除する。

削除する際は、必要なファイルを消すことがないように、
何かフォルダを新規に作成し、まず不用なWindowsフォルダやProgram Filesフォルダ
、Documents and Settingフォルダなどをまとめておく。

コマンドプロンプトを起動し、その新規で作成したフォルダ内に移動する。
不用な各フォルダを
コマンド:rmdir /s 削除したいフォルダ名
で削除する。
フォルダ名がProgram Filesのように、空白を含む場合は、ProgramFilesと変更しておけばよい。

以下のファイルも削除する。
まず、フォルダオプションの保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しないのチェックを外す。

Pagefile.sys:仮想メモリ用のファイル。(pagefile.sysと小文字で保存されている)
Hiberfil.sys:休止状態に入るときにメモリの内容を保存するファイル。存在しない場合もある。



コマンドプロンプトで削除する理由は、WindowsのGUIから削除すると、
PCが長時間、応答を返さなくなったり、正常にフォルダが削除できない場合があるからです。



⑥これで、掃除は完了。
再起動してみて、めでたく問題がなければ、これで、お疲れ様でした。



⑦しかし、悲しいことに、起動などに問題が発生した場合は、
システムファイルを復元するために、WinXPの起動可能なCDROMやFDからブートして、OSの修復を行う。
(FDの場合、インストールCDは必須)
となります。


最近、やむを得ず、OSを一時的にデュアルブートさせる必要があったので、
書き出してみたのですが、結構面倒くさい過程ですね。
まあ、この方法でうまく削除、回復できましたので、お困りの方は試してみてください。


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